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隙間を制する者は学びを制す・ツァイガルニック効果

昨日も門司港の、キャリアサロン・アルス様の大人のやり直し英語講座に行ってまいりました。(講座の様子は、アルス様のブログにもアップされています)

普段はマイカー移動の多い私なので、移動中の英語学習はもっぱらリスニング(聞く)こととシャドーイング(聞こえたままの英語をマネして口から出す)ばかりなのですが、門司港に行くときは電車を使うので読んで使えるテキストやノートも持って行っていました。

楽しく講座を終えて、さて帰りましょうと思ったら、日豊線が事故のためとまっていましたので、そのまま駅のスタバに避難、持ってきていたノートを広げ一時間ほど勉強や次回講座の内容のくみたてをしているうちに電車のダイヤも復旧し、そのまま帰途につきました。なので昨日は往復の1時間とスタバの1時間、計2時間学習に充てることができました(^_-)

 

使う予定があってもなくても、なにがしかの勉強用のテキストなんかをもちあるくようになって8年ほどたちます。もちろん持ち歩いてるだけで使わない日もあります。持っていても10分くらいしか使わなかったな、なんて日もざらです。

それでも移動中の隙間時間を英語学習にあてることで、英語を途中で投げ出すことなくこれまで続けてこられたような気がします。

移動の時間ですし、もちろんSNSチェックやスマホでゲームしてしまうこともあるので、「ガッツリ勉強するぞ!」という意気込んだ感じではなく、なんとなく隙間時間にちょこちょこと、程度のことです。

でも、だからこそ億劫になることもなく、投げ出すことなく続けられているのかもしれません。

 

「ツァイガルニック効果」という心理効果をあらわす言葉があるそうです。

「人間は未完成のものに魅力を感じる」という特性を利用した効果のことだそうです。人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているのだそうです。

移動中の細切れの時間の学習は、それ一度では何かを達成することは不可能です。なので「あー、あのページだけでも終わらせられたらよかったのにな」という気持ちがいつも残ります。それが次の移動時に「あ、昨日できなかったあのページをもう一回やろう」という気持につなげやすいのだと思います。

 

身内の話になりますが、ここのところ夫の英語の上達具合が目覚ましいのです。

私に遅れること数年で英語やり直しを始めた夫。

最初のうちは2~3年の出遅れは数か月程度で埋められるものとたかをくくってる感じが、ものすごーーーくありました。めっちゃなめてかかられてました、わたし(笑)

でもその出遅れギャップはいつまでたっても埋まらず、逆に差が開いていくばかりだったこの数年。

しかしここにきて、夫がものすごい追い上げを見せ始めたのです。

きっかけは、職場の異動でした。それまで電車で20分くらいでついてしまっていたのが、車で1時間くらいかかってしまう場所に異動になったんです。それまでも電車の中でスマホで単語ゲーム程度はやっていた夫でしたが、1日に往復2時間の移動時間ができました。それに加え、車通勤になってしまったことでコレステロール値があがり(笑)医師からウォーキングの指示が出たのです。毎日夕食後にウォーキングに行く習慣が付きました。

車での移動時には英語学習用のCDを聞いたり、瞬間英作文をしているみたいです。

そして、ウォーキングに出る時に、暗唱でもしてるんでしょうか?なにやら英語のテキストを毎回毎回1枚だけ、コピーしてポケットに突っこんで出る姿がみられるようになりました。もちろん耳にはイヤホン、英語学習用CDを歩いている間にも聞いているようです。

私の知らない間に12月のTOEICも申し込んだみたいです。

TOEICの結果も楽しみですが、なにより一緒に英語でニュースを見ているときの、夫の英語の理解度がここ数か月でものすごい勢いで上がってきているのを感じています。ほんのちょっと前までまったく聞き取れず、完全に無関心だったのに、最近は「へー」とか「え?」とかリアクションがあります。さらに「今なんて言った?聞き取れなかった」とか私に質問してくるような前向きな姿勢がみられるようになりました(笑)聞こえるようになって、英語を聞く楽しさを感じられるようになってきたんだと思います。

それもこれも、通勤時間と、ウォーキング中という隙間時間を英語に充てることで、「毎日の継続」という学習にとって一番大切なところが苦にならなくなってきたのが大きな勝因なんじゃないでしょうか。

 

芸術においては「神は細部に宿る」というみたいですが、

学習に置いては「隙間を制する者は学びを制す」ということが言えるのではないでしょうか。

 

毎日がっつり机に向かってテキストを広げる必要はありません。

それよりも、ポケットに忍ばせておける程度の英語、お手持ちのスマホに入れてちょっと聞ける程度の英語の何か、を持ち歩くことが、一番の成功への近道かもしれませんよ。 

写真は私が持ち歩いているフレーズ集です。

右の胸ポケットに入れておけるサイズのは8年毎日持ち歩いています。

黄色いとっても薄いフレーズ集は最近持ち歩き始めたもの。

「薄くて」「軽い」いつでも気軽に開けるサイズのものがおすすめです。

posted by 英語担当講師 加純