「３日坊主」って自分で決めつけないでね

　キャリアカウンセラーの藤吉です。

 

　３日坊主なんですけど、どうしたら続けられますか？

　と聞かれることがあります。

 

　えっと、それって自分が３日坊主だと思っているってことですよね？

　だったらとりあえず、「私って３日坊主」だと自分で思うことをやめることが第１歩だと思います。

　自分に３日坊主って名前を付けて決めつけてしまうなんてちょっとひどいと思いませんか？

　良いことを習慣にすることが出来る人への道は誰にだって開かれているはず！

 

　たとえば家計簿をつけていて、だんだん面倒になってそのうち付けなくなってしまったとしたら、「あ、この頃つけてなかったな。」と言えばよいと思います。

 

　たぶん、「私３日坊主！」と思っている人って、わりと忘れてはない人が多いんじゃないかなと思います。

　「あ～しなきゃだけど～」みたいに、いつも頭の中にはあったりしませんか？それってなんか嫌な感じをいつも抱えている気分ではないですか？

　だいたい、そんな気持ちになる方って本当は責任感が強い方だからこそだったりしますから、もったいないことですよ。

 

　本当に忘れてしまっていた！ってこともあるかもしれませんが、

　忘れていたとしてもいつも頭に有ったとしても、「しなかった！私ってダメね…」をやめてしまうと、割と楽に復活できたりします。

　なぜって？「しなかった！ダメ」って心の中でつぶやいてしまうことって闇のエネルギーに手を貸しているようなものだからです(笑)

 

　私たちの心の中には、無意識という大きなエネルギーの核のようなものがあって、日々の経験の中で生まれた感情がパワーになって溜まっていくようです。

　「うまくいった」「うれしい」「失敗した」「だめだ～」「たのしい」「かなしい」等々

　このパワーは「状況」や「理由」のような理屈の部分は抜け落ちて、「できる」「できない」「安全」「危険」といった単純な直観で行動を起こすエネルギーになっていくのです。

 

　この無意識さんがプラスに傾いていると、「なぜだかわからないけれど物事がうまくいく」とか「たいへんだったけれどもいつの間にか乗り越えられたな」という現象が起こってくるわけです。

 

　ですので無意識さんには、プラスのパワーを溜めてあげたいものです。「努力は報われる」というような。

　とはいえ人間ですから、誰だっていつもプラスのパワーというわけにはいかなくて、時にはマイナスの言葉をつぶやいてしまうこともあります。そんな時には「～という日もある」と付け加えてくださいね。

 

　３日坊主の話に戻りますが、「あ！またしてなかった」となったら、「そんな日もある」です。

　そして、また始めればいいわけです。

 

　ところで、家計簿みたいに月間や年間の集計を出したいとか、ダイエットのように続けることで効果があるとされていることは、一旦途切れてしまうと、もう一度始めることに意味がないような気がしてしまうことがあるかもしれませんね。

 

　確かに、続けているとプラスの効果が生まれることは多いでしょう。

　でも、それが達成されなかったとしても、やめてしまうより良いのです。ところが多くの場合、「～だからやめよう」とやめる理由を見つけてしまいます。人間って、上手に楽な行動ができる理由を見つけてしまうのです。

 

　そうならないためには、なぜそれをしようと思ったのかという【動機】を思い出すためにその時に気持ちになってみるのがポイントだと思います。「気持ち」つまり【感情】のパワーって強いのです。無意識さんにすぐ取り込まれます。

 

　考えてみてください。途切れるたびに、なぜそれをしようと思ったのかを繰り返し思い出すのです。繰り返しで【動機】は強くなります。

　「また途切れちゃった、だめ…」は無しですよ。一歩進んで二歩下がるようなものです。　

　「途切れてもまた始めよう！」は一歩下がって二歩進むようなものです。

　だって、一旦途切れても再開できる自分になれたんですから。

 

　というわけで、

 

 

　毎週金曜日にブログをあげよう！と決めたことを、時間は遅くなっちゃったんですけど今週も達成できました。良かった！ 

by篠扶